環境破壊はすでに起きていた!
生まれ住んでいるこの星「地球」は形成されて約46億年ととても長い時間が経過しています。
▼(画像はwikipediaより 地球)
地球の大気はあらゆる情報源においても窒素約8割、酸素約2割と大雑把ですがこのような組成になっています。
一方で、車から出るガソリン由来の二酸化炭素やメタンガスなどの温室効果ガスの増加は環境破壊の要因の一つとして指摘されています。
そこで反対に、地球が誕生して間もないころの大気はどうだったのでしょうか?
今までと変わらないままだったのでしょうか?
実は違いました!
地球創生約46億年での地球内部の大気は二酸化炭素の割合が現在の窒素の割合と比較して多い状況でした。そして、酸素は驚愕の0%です。
今では考えられない現状です!
どのようにして現代のような空気の組成になったのでしょうか?見ていきましょう!
時は流れ、やがて地球にも海が形成されます。
二酸化炭素は水に溶けますので(炭酸は水に二酸化炭素が溶けたものなのでイメージしやすいと思います)徐々に海洋中に溶け込み、二酸化炭素が減少していきました。それでも、酸素はほぼ0%です
炭酸への化学反応式: CO2+H2O → H2CO3
そして、約27億年前にシアノバクテリア(藍藻類)という葉緑体を持った微生物が誕生しました。
葉緑体を持つということは光合成ができますので、二酸化炭素を消費して光合成を行い、酸素が発生します。
ということなので、今まで地表に多く存在した二酸化炭素の割合が減少し、酸素の量が徐々に増加し、それに伴いオゾン層が形成、更なる生物が地表へと進出…と現代に至るわけです!
この時代を境に地球大気が大きく入れ替わったことにより、言わば、環境破壊が行われました!!
大きな転換期を経て現代に至ったというわけですね!
いかがでしたでしょうか!?
地球の歴史を覗いてみると様々な変化があって面白いですね!
環境破壊というフレーズは今でこそ悪い印象を持っていましたが、実は一度起きていたという認識のもと、何にとってどのような影響があるかという面で今一度考察してみる必要がありそうですね!
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