【科学雑記】 地球上の原子の貯金残高
例えばガラスのコップって何かできているかご存知ですか?
形によって様々ですが、古来では砂と植物の灰から作られてきました。
もっと詳しく見てみると二酸化ケイ素と炭酸カリウムからできているということになりますね。
すべての物質は、ふつうの実験ではそれ以上分割することができない最小の粒子からできており、その粒子を原子と言います。
物質を構成している原子の種類を元素といいます。
ものづくりを考える時はこの元素を考えてものづくりをしなければなりません。
元素は元素記号を使って表されます。例えば、水素はH、酸素はOなどがあります。
今回は地球上にある元素を並べてみたいと思います。
並べることによって、ものづくりの未来を見据えることができます。
それでは行ってみましょう!
最初に気体中では…
窒素N2、酸素O2、アルゴンAr |(ここでほぼ100%)|二酸化炭素CO2、ネオンNe、ヘリウムHe、メタンCH4、クリプトンKr…
となります。(出典:化学便覧より)
割合的に窒素、酸素、アルゴンが多いことが分かりますね!
次に地表中では…
酸素O2、ケイ素Si、アルミニウムAl、鉄Fe、カルシウムCa、ナトリウムNa、カリウムK、マグネシウムMg|(ここでほぼ100%)|チタンTi、水素H2…
となります。(出典:化学便覧より)
割合的に酸素とケイ素、アルミニウムが多いことが分かりますね!
基本的に砂は二酸化ケイ素SiO2なのでその多さもイメージしやすいと思います。
最後に海水中では…
酸素O2、水素H2、塩素Cl2、ナトリウムNa、マグネシウムMg、硫黄S、カリウムK、臭素Br、炭素C、窒素N2、ストロンチウムSr…
となります。(出典:化学便覧より)
割合的に酸素と水素、塩素が多いことが分かりますね!
基本的に捕まえることができる元素は酸素が多いことはわかりますが、私たちが扱っている物質のほとんどは炭素Cを使っています。
ほとんどは石油由来の炭素を使用していますが枯渇問題もささやかれてます。
ものづくりの基本元素である炭素Cがなくなってしまったら今後の未来が怪しくなってしまうため、比較的捕まえやすい気体中の二酸化炭素をどう扱うかが研究されています。
技術が進歩しても資源がジリ貧になれば意味がないため様々なやりくりが今後の明暗を分けると言っても過言ではありません。
ものづくりの基本も貯蓄から!
いつもご愛読ありがとうございます!
それでは!