9年ぶりぐらいに自動車学校に通ってきた 後編
前回からの続きです。
いよいよバイクを運転するという段階です!
といいつつも、自分は普通免許はAT車限定なのでクラッチ操作というものを理解できていません。
そのためか、左のグリップのレバーがクラッチだよと言われても、???という感じでした。「習うより慣れよ」だと教官の真似をしてキーを入れ、左グリップを握り、スイッチをonにしたらエンジンがかかりました。
っで、次はどうすんの?次の瞬間、エンジンが止まってしまいました。握っていた左レバーを元に戻してしまったからです。通称「エンスト」、あぁ~これがエンストか~と謎の納得を得ましたが、発進するのにも何かとコツがいるみたいです。
①発進する時は左のクラッチレバーをぐっと握ってエンジンをかけた後に、両足をペダルの上に置きます。
②左のペダル(チェンジペダルと言って、上にあげたり下にあげたりできる。)を下に押してギアを変えます。
③右手のアクセルグリップを手前に引いて回転数を上げます。
④徐々にクラッチレバーを緩めて元の状態の半分程度まで戻し、キープします。(通称「半クラ」)
ある程度動き出したらクラッチレバーを離しても右手だけで動かすことができるというわけです。
というか一回で手順を頭に入れるのはきびしぃ~~~~
キリスト教徒ではありませんが、これが洗礼を受けるということでしょうか。
今思うと、教習を受けることに必死で口での説明がなかなか頭に入ってきませんでした。
小型の教習は中型の教習と比べてガンガン進むので、次は変速操作の仕方です。
そもそも変速とかいう概念が備わっていないので何のことやらと初めは思っていたのですが、自転車でいうギアの事なんだなと後後考えると納得しました。
確かに、軽いギアなら発進する時の負荷は少ないですし、重いギアなら勢いついてきたときにさらに勢いをつけるのに便利です。
「始めは1のギア、徐々に加速していったら左足でチェンジペダルを上にあげて2、3のギアに変えるんだよ。」と教官に言われて、またも???という状態になりながらも、「学ぶは真似ぶ」まずは同じ動作からスタートだと思いつつやってみました。
が、チェンジペダルが上がりません!たまに変わったりもしたのですが、原因不明。
そもそもの話、発進の時点で理解が追い付いていないのだからテンパり具合も最高潮。力任せに左足を動かしてました。
というか動いてるのにずっと左足ばかり見てて今思うと危ない。
それを見かねてか教官のバイクの後ろに乗り(二人乗り状態)、詳しく教えていただいたのですが、思考回路がショートして、風が気持ちいい…気分はジェットコースター…しか考えられませんでした。(話を聞け)
課題としては、走り始めから勢いがついてまっすぐの道なら3速、緩やかなカーブの手前になったら2速に落とし、ゆっくり動くを繰り返すというもの。
話をいまいち聞けていない上にギアの変え方も理解できていないから、もはや親ライオンに崖から落とされた子ライオン、課題をクリアできず思考回路が壊れたただ一人の人間になってしまうという絶望に打ちひしがれて必死にやっていました。
だけど、ギアが安定して変えられないわ、テンパってエンストするわで恥ずかしさすらも感じて窮地に立っていました。
そこに、「ギアを変える時はクラッチを切る」っと念を入れて繰り返し声をかけてくれる天の声(教官の声)をヒントにしたら、先程の苦労もつゆ知らず、何事もなくギアを変えることができ、ギリギリで教習を終えることができました。
感覚でやっていたところも半分あるので、おさらいをすると、
加速の場合
①アクセルグリップを回している。
②ギアを変えようと思った時に、クラッチレバーを素早く切り、同時にアクセルレバーを戻す。
③左足のギアグリップを上にあげることでギアを変えることができる。
④左手は半クラで維持しつつ右手は手前に引いて、動き慣れしたら左手は離して右手だけで動きを操作。
減速の場合
①回しているアクセルグリップを戻す。
②ブレーキ(必ず前後輪)をして減速する。
③クラッチを切ってから、左足のギアグリップを下に下げることでギアを変えることができる。
④左手は半クラで維持しつつ右手は手前に引いて、動き慣れしたら左手は離して右手だけで動きを操作。
とまあ、これを説明書みたいなのを読むこともできないですし、瞬時にやらなくてはいけないので、慣れるまでイメトレですね…
ブレーキ操作はさらっと説明を受けた気がしますが、右手が前輪、右足が後輪を制御します。うっかり踏んでしまっている感じがするので、運転に余裕がある時は意識していみたいです。
技能教習は最短で10回なので、残るは9回。早くマスターして卒業したいです。
では、また。