植物の食生活事情
人は食べ物を食べて生活しています。
それは、生活に必要な栄養源を日々要求し、同時に消費しているからです。
肉を食べられない地方ではタンパク質源は昆虫の幼虫を食べるとも聞きます。それだけ必要な栄養は取らなければいけません。
更に人だけではなく、猫や犬などといった身近な動物でさえ野生の動物を狩ることにより栄養を補給しています。
(ちなみに猫は魚はあまり食べませんし、死亡率を高めます)
一方、植物はどのようにして栄養を補給しているのでしょう?
植物の基本的な成長に必要な行動としては二種類あります。
①:自分自身で栄養を生み出す
これは植物の細胞にある葉緑体がメインエンジンとなって栄養を作り出しています。しかも、水と二酸化炭素さえあれば後は光を当てるだけ!それだけででんぷんと酸素を作ります!とても簡単です。
▼(いらすとやより光合成の図)
でんぷんは動物にとっても貴重な栄養源ですが、植物にとっても同様です。
加えて植物はそのでんぷんを自ら生み出すことができます。
▼(簡易的な光合成のイメージを人で表現してみました)
植物、実に羨ましい!太陽を浴びるだけでお腹一杯になれる時代早く来てくれ!!
②:栄養を根から吸い上げる
さすがにでんぷんだけでは、栄養に偏りが生じるのも植物も同じです。生み出す栄養の他に必要な栄養は根から吸い上げます。
植物にとって、でんぷん以外に必要な養分として窒素、リン酸、カリウムという三つの元素が挙げられます。
カリウムはともかく、リンや窒素は地中に存在する可能性が低い元素です。生物の遺骸や肥しなどが水に溶けたものを糧として吸収しています。
特に生物の遺骸ではATP(アデノシン三リン酸)やADP(アデノシン二リン酸)を所有していることからリンを多く所有しています。
なので、植物を大量に栽培するためにはこの窒素、リン酸、カリウムをどうにかする必要があります。それを、現代では『肥料』と呼び、植物を育てる際に必ず土に含ませます。
植物にも栄養不足の概念があったんですね!
こう考えると植物ってすごいですね!住んでいる土壌には左右されますが自給自足が可能です!
植物の世界も興味深いものばかりです!
いつか、光合成の技術が発展して人類に応用できる日が来たらと思うとまたより良い生活が待っていそうです!
それでは!
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