リアカー無きK村の秘密
夏の風物詩代表格に花火があります。夜空を黒いキャンパスと見立てて打ち上げられた作品はクオリティや規模に関わらず素敵なものです。
(画像はフリー 打ち上げ花火)
高校化学の内容で、炎色反応を学習しましたが、特に何もなく暗記で済ましてしまった方が大半だと思います。自分もそうでした。
リアカー 無き K村、動力 加藤は 馬力でスルベ (語呂)
(Li 赤) (Na 黄)(K 紫)(Cu 緑)(Ca 橙)(Ba 緑) (Sr 紅) (元素記号 色)
教わった人によって何かしら語呂の変化はあると思いますが、自分が高校で教わった語呂合わせは上の様になりました。
語呂合わせに出てくる元素を見てみると、アルカリ金属、もしくはアルカリ土類金属元素であることが分かります。
ここに秘密がありそうですね!
アルカリ金属やアルカリ金属元素は最外殻電子が少なく、熱によるエネルギーで励起することが可能です。
以前、光による励起の記事を挙げましたが、熱でも同様の現象が起きます。しかしながら、熱だけでは必要なエネルギーが多く、励起させることが難しい場合が多いです。
そのため、最外殻電子が少ないアルカリ金属、アルカリ土類金属元素は熱による発光現象を見ることができるというわけですね!
(画像は数研出版より炎色反応)
リアカー無きK村の色の秘密がこうして判明したわけですね!
その他にも炎色反応が見られる元素もあるため要チェックです!!
といってもこの炎色反応で見ている色は元素固有のスペクトルなのでどの元素でも見ることは可能ですが、必要なエネルギーが大きく違うため熱によるエネルギーで見られるものと見られないものに分けられるということです。
それでは!
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