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【科学雑記】 マグニチュードを考える

 地震の規模を表現するものさしとしてマグニチュード(短縮表現でM)というものがあります。

 規模と言われたらいわゆる範囲のようなイメージもしますし、揺れの強さともイメージすることもできますが震度との関係性もあるため、難しい表現でもあると思います。

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 今、マグニチュードを分かりやすく説明してくださいと聞かれたら、かなりしんどい気もします。

 南海トラフ地震であるとか巨大地震が予測されている現在、正しい地震用語を整理することは防災に繋がると思います。

 

そこで今回は、地震の規模を表すマグニチュードについて見ていきましょう!!

 

 マグニチュード地震が放出したエネルギーの大きさの目安となる値と定義されています。

  地震は基本的にプレートのひずみから起きるのが一般的ですが、簡単な場合分けをしますと縦ずれ断層の場合、「断層の長さ」「ずれの量」「断層の幅」の三つの要因があります。

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その三つの要因が重なり合うことによって届く地震の波も変化します。

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上図ではM7、8の波の範囲領域を大まかに示しています。

 地震波の最大振幅は、震源から離れるほど小さくなります。この震源から離れることによって減衰した地震波を解析することによってマグニチュードを算出することができます。

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 いかがでしたでしょうか?少々難しいかとは思いますが、波の振幅が鍵となります。

数字が大きければ揺れる規模も大きいと解釈しても良いので(地震のタイプには依存する)ニュースや速報を聞いたときにマグニチュードの大きさを見て行動することは防災意識に繋がると思います。

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いつもご愛読ありがとうございます!

それでは!