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『ロゼット』冬を過ごす綺麗な形

  春になると公園や道端などでこの植物が多く見ますよね!

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 そうです!タンポポですね!

 幼いころは綿毛の状態のタンポポを毟っては息を吹きかけて楽しんで遊んでいたものです。(今でもやってしまいたくなる衝動もありますが)

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 そんなタンポポですが、根元を見てみるとこのような形になっていませんか?

(写真は環境省より)

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 そういえばそうかも!!

さらに話は続きます…

 

 この形は『ロゼット』といい、植物の冬の過ごし方の一つです!種類によって存在します!

 どうしてこのような形をとっているのでしょうか?

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 生物は冬を過ごすために如何にエネルギーを蓄えるか、もしくは省エネが大きな課題となってきます。

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 冬場では気温も低く、尚且つ季節的な日照時間も短いため植物の生存に必要な栄養を多く蓄えなければなりません。

 

 植物は光合成により自身の養分を生み出し、そのエンジンは葉緑体にあります。

 この葉緑体が多ければ、養分を多く作り出せますね!!

葉を多くすることにより、葉緑体の量を増加させているというわけですね!!

(図は説明)

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(葉が多くなればできる養分の量も異なる)

 また、葉を多くすることで太陽から受ける熱も多くなるため、その植物個体も快適な温度を得ることができます。

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(等しい熱量を持った太陽光線を等しく受けていると仮定。その場合においても葉の枚数に比例して受け取る熱量も増減する。)

 

 このようにロゼットを形成し、冬を過ごしてかわいらしい花を形成していたというわけですね! 

(画像はwikipediaより タンポポ

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 ということで、ロゼットについて楽しめていただけたでしょうか!?それでもロゼットを形成する植物は一部です。

 様々な植物の過ごし方も調べてみると面白いですね!!

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