kazumascience idea note

身近な科学の雑記から、日記など

鳥で感じる季節

 みなさんは、季節を感じると思ったら何を思って感じますか?

 カレンダー、体感気温、ニュース、日差し、日没、花、虫、あるいは地元の祭りなど、考えてみると様々な要因が重なって春夏秋冬という季節を感じているというわけですね!

 

 その要因の中で今回は『鳥』について見ていこうと思います。

鳥の中でも渡り鳥はその季節でしか見ることしかできないため、季節を感じる要因の一つとして考えられます。

(写真はフリー 上は夏鳥のツバメ、下は冬鳥のカモ)

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 人は文明の利器を使って冬を快適に過ごすことができますが、その他の動物はそうはいきません。鳥の場合においても例外ではありません。

 鳥の冬越しは冬眠をしない分、最適な場所を求め渡る鳥も存在します。(渡り鳥

ツバメの様に春頃に南の国から日本に現れ、夏を過ごし、秋に南に渡る鳥を夏鳥といい、ハクチョウの様に秋頃に北の国から日本に現れ、冬を過ごし、春に北に渡る鳥を冬鳥といいます。

 

 こう考えると不思議なもので、渡り鳥自身は過ごしやすい気候を追い求めているのに人からしたら季節を感じるという…興味深いですね!

 

  文学の世界でも俳句の季語として、ツバメは春を表し、カモやハクチョウは冬を表します。季節を感じると思う身近なものを楽しむことで、季節をもっと楽しめる気がしますね。

 

 

 

 

髪が染まるとは

 世の中には明るい髪をした方たちが多くいます。

 その中でも、芸能人のきゃりーぱみゅぱみゅさんの髪の毛はいつ見てもカラフルで明るく元気な印象を与えてくれます。下の画像の印象からも相当カラフルです。

(画像はインベーダーインベーダージャケット)

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 自分が聞いたことがあるファッションでガングロというのもありましたが、顔が黒くても髪の毛は金髪と明るい色をしていました。同時期にパラパラという踊りも若い女性を中心として流行っていましたが、その人たちの髪の毛も明るい色をしていました。

(画像はいらすとやから ガングロギャル)

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 髪の毛を明るくすることで若く見せたり、表情を一段と輝かせたりと表情を形作るおしゃれとも言えます。

 自分はそういったことには興味はありませんが、いずれ白髪染めなどでお世話になるとは思っています。

 (写真はフリー)

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そんな髪の毛を染まるためにはどのようになっているのでしょうか?

髪の毛自体に着色は不可能ですので、何かしら髪の毛にある性質を使っているということが予想できますね!?

下の図をご覧ください!

 

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  なるほど!髪の繊維に染料が挟み込んだ形となっているというわけですね!髪をゆすいだり、シャンプーしても色落ちしない理由がわかりました!

 直接的に色素は落ちなくても、ドライヤーなどの熱や紫外線により劣化するので時間が経つにつれ、色が抜けているように見えているというわけですね!

 様々な髪染めの製品のタイプがある中で、最も主流なものがこのタイプです。その他にもスプレータイプなどもありますが、また別の染め方となります。

 

 いかがでしたでしょうか?

髪染めは髪の毛の繊維の間に染料が入るだけとシンプルでしたね!丁寧な仕上がりも大切です!それでは!

 

 

火星の次に気になる星

 時たまニュースで火星への探査ということで、その過程を追ったり探査の結果などを公表したりと世間を賑わしています。その探査理由は多くの要素がありますが、地球外生命体の探査もその一つと考えられています。

(写真はweblio辞書から 火星の地表の様子)

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  地球外生命体の発見のメリットとしては、地球上で考えられる生物学の枠組みを拡張することができること。生きていなくても化石だけで大きな価値があります。

 つまり、地球内で生活できるところを地球外もしくは発見されたその星で生活できるようになるということです。

 そんな気になる火星をさて置いて、火星の次のターゲットはどこに当たると考えられているのでしょうか?

 

 近年注目されているのは木星の衛星であるエウロパです!

(写真はwikipediaより エウロパ

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 木星は太陽系で一番大きい惑星で、それに伴い衛星も多く存在しています。俗に言うガリレオ衛星と呼ばれ、木星にはイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストと4つ存在しているのですが、どこが地球外生命体探査の決め手となったのでしょうか?

(写真はwikipediaより 左からイオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト

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 簡単な理由として、エウロパ表層は100kmの氷層で覆われており(平均気温-170℃)、その氷の下に水がある可能性に伴い生物が存在するかも!っていうことですね。

 その理由の裏付けとしては、エウロパの表面は木星及び他衛星の潮汐力(惑星と衛星の引力による潮の満ち引き)でひび割れていることから、地下から液体が噴出して形成されたと考えられる地形が多く存在しているからです。

 

 よくよく考えると、木星はあまり太陽の光が当たらない上に、その衛星の環境の中で生活を営めるということは地球上じゃ考えられないので、興味深いです!

 しかしながら、ここに地球外生命体がいる!と予想できるのは様々な科学の知識が融合した結果なので分野に限らず興味を持つのも大切ですね!

 出典:数研出版 地学より

 

 

心配性が招いた出来事

 水素やヘリウムなど、原子を決定する要因の一つに「電子」があります。この電子を収容する部分を高校では「」として登場しています。

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 実際は殻という見やすい形(平面的な角運動)で存在しているのではないため、大学や高専では、その「殻」という概念を捨て、電子は軌道をとり、存在確率を示している(軌道外にも電子が存在することもあるが確率はかなり低い)ということを学びます。

(図左はボーアの原子核モデル 図右は1s軌道を模したもの)

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 難しい話は置いておいて、今回はその殻についての疑問です。

 「なぜk殻から始まっていくのでしょうか?」考えたことありますか?

 kから始まるとはかなり中途半端だと思いますが、いかがでしょうか?

 

 それは、この殻と元となるスペクトルを発見したチャールズ・バークラが由来です。バークラは元素に電子線をあてると、元素に固有な波長を持つ特性X線が発生することを発見しました。

(画像は産総研より)

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 この発見したX線は2つの系列からなり,短波長の系列をk長波長の系列をlとした。なぜなら、バークラはより短い波長もしくは長い波長のX線の系列も存在するかもしれないと考えa,bではなく,アルファベット中ほどのk,lを使ったそうです。

(写真はwikipediaより チャールズ・バークラ)

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 心配性が教科書界に災いをもたらしてしまったというわけですね!

といってもそこまで複雑なものでもないので学習する分には苦ではないですが、こういった背景も調べていくと面白いこともありますね!