kazumascience idea note

身近な科学の雑記から、日記など

【大人の暇つぶし】中学入試の算数の問題を解いてみる。【解答】

先日にこのような問題を出題しました。

o-kazumasa.hatenablog.com

今回はこれの答え合わせからスタートです。

 

知っておきたい算数の知識は以下の二つ。

①最大公約数

②比の値

 

基本的なおさらいをしておきましょう。

 

①は例えば15と25という二つの整数があったとして、この両方を割り切ることができる一番大きい数字は何かというものです。

ユークリッドの互除法を利用すると見つけることができますが、算数の問題で出てくる数字というのはデカくても999までなのでたかが知れていると言えばたかが知れています。

 

②は例えば3:4という比があるならば比の値は3/4(3分の4)であるというものです。

横の表記を縦の表記に書き直したというと語弊が生まれそうですが、そのようなものです。そして、この比の値こそほっとかれがちではありますが、めちゃくちゃ重要です。

 

前置きが長くなりましたが、問題を解いていきましょう!

 

134と89にある数を足して約分をすると4/3になるということは以下のことを意味しています。(比に当たる数字をマル付きの数字で表現します。)

4/3を比の値の数字とすると,4/3=④:③と書き直すことができます。

そのため、分子:134+ある数=④,分母:89+ある数=③となるから、

後は方程式の要領である数を一旦消し、①当たりの比の数字をあぶり出しましょう。

(分子ー分母)= (134+ある数)ー(89+ある数)=45

      (= ④-③ )           =①

となり、①=45ということが分かります。

ここまできたら、後はどちらかに数字を当てはめて答えを導き出しましょう。

③=45×3=135なので、分母は89+ある数=135になればいいということになります。

よって正解は、135-89=46ということになります。

 

解けましたか?仮に解けなくても頭の運動にはなったと思います。

このような考え方をしなくても、ある数に1から順に当てはめていけば必ず見つけられるので、困ったら力技で勝負?!

 

では、また。

f:id:o_kazumasa:20200315153831j:plain