【科学雑記】 数値に向きをブレンドする
「努力の方向性」という言葉があります。
確かに良い努力はしてるんだけど、違う…そんな感じのニュアンスでしょうか。
この「努力の方向性」というワード一つにおいて分かることは、積んできた経験値に値以外の別の要因で結果が変動するということが何となくわかります。
今まで数字を取り扱ってきましたが、これはいわゆるスカラー量と呼ばれるものです。
例えば、1+1=2を数直線で表すと
となります。
いくら線を変えたところで結局は2という結果には変わりません。
ここに向きを加えます!
すなわち、始点と終点を設定して有向線分とします。
そうすると、先程の1+1を表現します。始点を終点につなげるとすると。
となります。
青い有向線分と赤い有向線分をそのまま足すと先程と変わらず結果は2となりますが、二つの有向線分を足すことによってできた異なる一つの有向線分の値は生じた角度によって値の結果が変化します。
また、更に異なる有向線分を設定すれば向きや大きさを変えることができるのも特徴的です。
といっても表現の仕方がありふれていますので一部紹介という形ですが…
この数値に向きが付いた値をベクトル量といいます。
数をこなすことで、たどり着く目的地が異なる理由はここにあるのかもしれません。
▼(同じ長さでも向きが異なれば意味が変わる)
値に向きをブレンドしたベクトル量は物理学では必須の知識ツールとして大活躍します。
自分はこのベクトルが苦手…というよりこれいる?みたいな感じで高校生活を送っていたため、なんとも思ってなかったのですが、再び捉えなおすと新しい扉を開いた感覚でワクワクしますね!
いつもご愛読ありがとうございます!
それでは!