火星の次に気になる星
時たまニュースで火星への探査ということで、その過程を追ったり探査の結果などを公表したりと世間を賑わしています。その探査理由は多くの要素がありますが、地球外生命体の探査もその一つと考えられています。
(写真はweblio辞書から 火星の地表の様子)
地球外生命体の発見のメリットとしては、地球上で考えられる生物学の枠組みを拡張することができること。生きていなくても化石だけで大きな価値があります。
つまり、地球内で生活できるところを地球外もしくは発見されたその星で生活できるようになるということです。
そんな気になる火星をさて置いて、火星の次のターゲットはどこに当たると考えられているのでしょうか?
木星は太陽系で一番大きい惑星で、それに伴い衛星も多く存在しています。俗に言うガリレオ衛星と呼ばれ、木星にはイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストと4つ存在しているのですが、どこが地球外生命体探査の決め手となったのでしょうか?
(写真はwikipediaより 左からイオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト)
簡単な理由として、エウロパ表層は100kmの氷層で覆われており(平均気温-170℃)、その氷の下に水がある可能性に伴い生物が存在するかも!っていうことですね。
その理由の裏付けとしては、エウロパの表面は木星及び他衛星の潮汐力(惑星と衛星の引力による潮の満ち引き)でひび割れていることから、地下から液体が噴出して形成されたと考えられる地形が多く存在しているからです。
よくよく考えると、木星はあまり太陽の光が当たらない上に、その衛星の環境の中で生活を営めるということは地球上じゃ考えられないので、興味深いです!
しかしながら、ここに地球外生命体がいる!と予想できるのは様々な科学の知識が融合した結果なので分野に限らず興味を持つのも大切ですね!
出典:数研出版 地学より