偽物を見抜いたお風呂場の発想
ある業績を収め、あるいは感謝という形で盾やトロフィーなど、この世に一つしかないものと全く同じものが世間に出回っていた場合、自分が持っている本物とは違うということをどうやって証明できますか?結構難しいものです。
紀元前のギリシャにおいてアルキメデスは王から純金の王冠に、金よりも軽い銀が混ぜられていないか確かめるよう命ぜられました。この時点でも無理難題な気はしますが、アルキメデスは入浴の際に上昇した水位に着目し、結果、偽物であると見破ったとされています。
アルキメデスの法則です。
この法則は『物体は押しのけている流体の重さと同じ強さの浮力を受ける』です。洗面器をすくう面を上にしてお風呂に押し付けた経験はありませんか?
水に深くなるほど結構力いりますよね?浮かぼうとする力は水が深くになるにつれ、強くなります。アルキメデスの原理はこれを言っています。
(厳密には水面からあらゆる方向の力が加わるが簡便に一か所のみ矢印で印している)
キーワードとしては「密度」ですが、本来の単位体積あたりの質量としてではなく、単位体積当たりにかかる力としてみたわけですね。(詳しく見るとg(グラム)としてみるかF=mgとしてみるか)
内容重視となりましたが、偽物を見抜いたこの技術は船や風船など様々な形で見ることができます。この話はまた後程!
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