生き別れの兄弟かと思ったら…
広くお菓子で使われ、愛されている食材(植物)にシャガイモがありますね!夜中の小腹空きの良い味方です。
(画像はシャガイモを使用した様々なお菓子)
一方、高知県のお菓子といえば芋けんぴが挙げられますが、こちらに使用されている食材(植物)はサツマイモです!
(画像は芋けんぴのパッケージ)
このジャガイモとサツマイモ、名前も似ていますし、でんぷんを多く含むという点では共通する性質だと思われます。両者はいわば同族、すなわち兄弟のような存在なのでしょうか?植物は「根」「茎」「花」を見て特徴を考えます。
下の写真をご覧ください!
(じゃがいもの写真はAmazon、花はフリーから)
比較すると全く異なります!
普段、じゃがいもは茎の部分を食べており、サツマイモは根を食べているということですね!花の特徴も大きく違います。
それぞれ実際は何の植物の仲間なのでしょうか?専門的になりますが、詳しく分類していきましょう!
現在の生物の分類はリンネの分類法の「界」「網」「目」「属」「種」の5階級に加え、「界」「門」「網」「目」「科」「属」「種」の7階級を用いています。
(更に界の上には「ドメイン」と呼ばれる階級がありますがややこしくなるので略)
じゃがいもは植物界ー被子植物門ー真正双子葉類網キク類ーナス目ーナス科ーナス属ージャガイモとなり、いわばナスの仲間に該当します。
一方、サツマイモは植物界ー被子植物門ー真正双子葉類網キク類ーナス目ーヒルガオ科ーサツマイモ属ーサツマイモとなり、ヒルガオの仲間に該当します。
こうしてみると全く異なりますね!名前やでんぷんを多く蓄えるという性質が同じですが、こうして分類してみると違いも顕著です。分類のおもしろさですね!
そもそも、普段食べている植物は花が咲きます。花の特徴でこの植物の仲間と決めやすいのでかなり重要視されています。普段口にしている植物の花を調べてみると面白いかもしれませんね!