数える努力
質問です!
「47926500000のを漢数字で表現してください。」
答えは
「四百七十九億二千六百五十万」ですね!目がちかちかします…
これは小学校4年時に『整数の表し方』という単元で習う項目で、義務教育修了段階ではやったことあるはずですが、改めて見ると理科系出身の自分にはじれったいです!
結局のところ有効数字の概念を取り入れれば、4.8×1010という表現が可能なので、数える必要はないのですが、読み方を正しく習うということは確実に意味はあると思います。(ちなみに軽く調べた段階では指導要領解説に特記事項はありませんでした。)
江戸時代の数学書に数の単位の記載があったみたいなので、その文化を引き継ぐ一面もあるのでしょうか?はたまた、数字の口語表現としての位置付けなのでしょうか?
教育という視点ではミステリーですね…
(画像は江戸時代問屋 wikipedia)
かなり古くの数え方は1から10までは「ひい、ふう、みい、よう、いつ、むう、なな、やあ、ここ、とお」とありますが、20、30、40、50、60、70、80、90、100は「はた、みそ、よそ、いそ、むそ、ななそ、やそ、ここのそ、もも」と表現していたみたいです。よくよく考えると、二十歳を「はたち」と読む理由はここからみたいですね!腑に落ちました!
ちなみに11は「とお あまり いち」と中継ぎは「あまり」と表現するみたいです。
そんな数の数え方は古い歴史から考えると、数えられる範囲でしか物事が存在しなかったのかもしれませんね!
今日では、天文学的数字などといった表現もあるくらいなので、そういった面では科学の発展を祝えばよいのか、数えるという点では世知辛いというかですね。
最近ではG(ギガ)やT(テラ)などの情報量の単位をよく耳にします。その次の単位はP(ペタ)です。この単位が主流になるのはいつ頃でしょうか?気になるところです。
余談ですが、中には「1の後に疲れるまで0を書いた数」としてグーゴルプレックスという単位も存在します…それでも宇宙を表現するには難しいそうです。
グーゴルプレックス:10googolすなわち10の10の100乗乗 (1010100)
(画像は宇宙 wikipediaから)